【解決事例】遺留分の請求を受け、大幅減額を主張して交渉で解決した事例

目次
相談内容
ご依頼者の祖母について相続が発生しました。ご依頼者に遺産の大部分を相続させる内容の遺言書を作成してもらっていました。遺留分権者から遺留分額の支払いを請求されたため、その対応について依頼を受けました。
活動内容
遺産の中には、ご依頼者の親族が経営する会社の株式(未上場株)がありました。未上場株の評価額は明確ではなく、どのように評価するかという問題が生じました。また、ご依頼者の親が、被相続人から多額の生前贈与を受けていた可能性があり、この点も遺留分の算定に影響が及ぶ可能性がありました。
当職は相手方に対して、未上場株の評価方法のうちご依頼者に有利な内容を主張しました。また、相手方が主張する生前贈与については、交渉段階での早期解決を条件に一定の金額を考慮することを打診して、できるだけ低い金額での解決が実現するよう交渉しました。
結果
当初は相手方から約3000万円の請求を受けていたところ、減額交渉により、約1000万円を支払うという合意内容にて解決できました。